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2026年5月21日木曜日

X68000 Compact 基板洗浄

今回は、電解コンデンサ交換前に基板洗浄を実施しました。
対象は、液漏れの影響でスルーホール周辺に腐食・汚れが出ていた基板です。

通常、電解コンデンサの液漏れは放置すると、基板パターンやスルーホールの腐食、リーク電流、接触不良の原因になります。

なんといっても、電解液が残ったまま半田作業すると匂いが半端ないです((+_+))

なので、コンデンサ交換前にキレイにしていきます。


洗浄にはバスマジックリンを使用しています。

本来は電子基板用の洗浄剤ではありませんが、液漏れ汚れや腐食まわりの固着汚れを落とす目的では洗浄力が高く、今回のようなジャンク基板の初期清掃には有効と判断しました。

ただし、バスマジックリンには界面活性剤などが含まれるため、基板上に残留させるのは危険です。洗剤成分が残ると、吸湿によるリーク、細かい端子間の導通不良、長期的な腐食の原因になります。

作業の大まかなコツは以下の通りです。
・液漏れ汚れを放置するよりは洗浄した方がよい
・ただし洗剤を残すのはよくない
・バスマジックリンは短時間だけ使う
・その後、精製水で十分にすすぐ
・最後にIPAで水分を置換し、完全乾燥させる

今回の洗浄時間は、汚れの強い部分に対して短時間だけ作用させています。
目安としては30秒〜2分程度、長くても合計5分以内に収めるのが安全だと考えています。
漬け置きではなく、軽く汚れを浮かせて、すぐに洗い流す使い方です。

実際には温水で流した後、ドライヤーで時間を置きつつ、複数回乾燥させました。
端子とか意外と水分が残りますので、しつこいくらいに乾燥させましょう(*´ω`*)

洗浄後は、錆びたように見えていたスルーホール周辺の汚れがかなり落ち、状態を確認しやすくなりました。


この後、コンデンサ交換、導通確認、必要に応じてスルーホールやパターンの補修を行う予定です。

※注意
バスマジックリンは基板専用洗浄剤ではありません。

スイッチ、可変抵抗、リレー、トランス、コイル、液晶、紙ラベル付き部品などがある場合は、丸洗いではなく局所洗浄の方が安全です。

また、洗浄後は必ず十分なすすぎと乾燥を行ってください。

2026年3月30日月曜日

【故障修理】ASUS PA329CV 4Kモニタ ジャンク

久々に長考の末購入したのがこちら、
電源は入って、ボタンの反応はあるものの、画面映らずのジャンク。
バックライトOK、画面割れ無し、操作部のスティック折れ、
型番からIPS相当なので、最悪部品取りの覚悟で購入しました。

隣のX68K Compactと比較しても、さすが32インチ、デカい(^^;)
入力端子は、HDMI×2、DisplayPORT、Type-C(PD 90W対応)、USB×4
Type-C映像ケーブルでiPhone接続したところ、
とりあえずメイン基板は生きているようです。

では分解、下ツメは簡単ですが、それ以外は奥まったところにあるので外すの大変でした。
・・・というか、いっぱい折れてしまいました
テープが剥がれているので、既に分解済みのようです。残念 ((+_+))
液晶はAUO M320QAN02.0 32.0インチ
3840x2160 AHVA(IPSに近いパネル)、eDP(8 lanes)、12V
コントラスト比 1000:1 / sRGB 99% / 10bit入力対応(8bit+Hi-FRC)
液晶コネクタ部分
T-CON
電源とメイン基板。両方ともデカい!!
メイン基板、ヒートシンクでIC確認出来ないものの、MStar_MST9U3-V10らしい
問題の折れたスティック。形からALPSなのかな?
とりあえず注文してみる。

目立った故障ヶ所は見つかりません。
再度組んでみると・・・・、あれ、画面が青いぞ!!

あっさり動いちゃいました(*´ω`*)
Windowsでの4K画面
液晶パネルの問題は無さそうです。よかった(^^♪
なるほど、ボタン配置はこんなだったのか、
どの操作もスティック無しには進まない設計のようです。
気になったのはType-C接続の初回で画面が不安定。
一度電源を切ると治るのでファームの問題かもしれません。
確認したところ、このモニタはV023

最新はV032、省エネ関連の修正がはいっているようだ。
更新完了!
Type-C接続の問題も改善しました。ファームの問題だったようです。
嬉しい誤算としては、入力の自動切換機能が追加されました。
スティックが折れているので、この機能はありがたい(*´ω`*)

仕事用のメインモニタとして使おうかな(*´ω`*)

2026年1月12日月曜日

【解説】液晶モニターの仕組みって? ずんだもんと学ぶ構造と修理!

 Youtube動画で説明できなかったことを中心にメモします。
【内容】
「液晶モニタが壊れたので修理チャレンジしてみました。結果的に液晶パネル破損で完全修理ではありませんが、液晶の仕組みとかの教材に使ってもらえたら嬉しいです。」

【訂正】動画内では「ヒカップ動作」と説明していますが、「ヒックアップ動作(Hiccup mode)」の間違いです。(^^;)

【注意】
 本動画で紹介されている手法は、回路を物理的に遮断する不可逆的な処置です。失敗時の完全破損リスクや、成功しても画質低下(ノイズ残留)などの副作用を伴います。あくまで廃棄前の「最終手段」として、自己責任で実施してください。

【素朴な疑問】
Q1.なんてCK1~8もあるの?
A.CKを安定して高速駆動するのは大変なので、切り替えながら使っています。


【サーマルカメラのみのテスト動画】
・IC周辺     https://youtube.com/shorts/0sCusr15PF0?feature=share
・抵抗周辺(異常) https://youtube.com/shorts/o8LWcPMMAK0?feature=share
・抵抗周辺(正常) https://youtube.com/shorts/ABXJPIJGkY8?feature=share

【利用ツール】
・サーマルカメラ ThermalMaster P3
AliExpressLink https://s.click.aliexpress.com/e/_c30Fkg9t

2025年11月9日日曜日

【故障修理2】DELL P2418HT バックライト点灯せず ⇒ 修理完了

 前回のあらすじ
バックライト電源故障 ⇒ IC破損を疑い発注
という事で、部品届きました。

上がOZ9998HDN、下がOZ9998EDN。
OZ9998EDNは案の定、中古品でした(*´Д`)

んで、交換したのですが症状変わらず((+_+))

次に疑ったのはFET、基板上では特に悪いように見えなかったのですが・・・。
問題ありませんでした(^^;)
こうなると、残るはチップ抵抗、ダイオード、コンデンサ、コイルしかありません。

初心に戻り、On/Off時の電圧変化を眺めてみました。

EN信号(黄右)とともにLED駆動()の電圧が微妙に変化している。
 ⇒ OZ9998EDNはENで出力動作している。
昇圧信号()は、一瞬も出てこない。
 ⇒ ENで動作しているので、停止に関わる信号が来ている??

ICがあると確認しづらいので、ソケット化

チップ抵抗と値を確認していくと・・・
1004(1MΩ)に対して、57KΩの異常値を発見!!

昇圧電圧測定用の抵抗なので、
 抵抗破損により電圧を高く観測昇圧に必要なFET駆動停

抵抗を正常なものに交換したところ、
バックライト点灯しました!!  
(^^♪
動作中の電圧ですが、約45V。
※無負荷だと100Vくらいまで上がるので、テストするときは注意(^^;)


懸念されていた、液晶パネルも特に問題なし。

タッチパネルはHDMI+USB必要ですが、10点測位問題なし。
大型タブレットの完成です(*´ω`*)

2025年10月28日火曜日

【故障修理】Seagate BARRACUDA COMPUTE 8TB (ST8000DM004)

今回のお題はこちら、
 Seagate BARRACUDA COMPUTE 8TB(ST8000DM004)
NASで利用していたところ、動かなくなった(回転せず)そうです。

制御基板を外してみた、
今どきのHDDはコネクタではなく点接触式なんですね。

モーター向け、

ヘッドまわり、
12Vラインから見ていくと、0Ω抵抗断
この先で問題が発生しているようです。
12Vラインでメインとなるのは、「SMOOTH DILLON SEAGATE 780QP VA F」
仕様は不明ですが、SeagateHDD向けモーターコントローラらしい。
直ぐ近くのコンデンサがショート状態なので、 取り外してみたが改善せず((+_+))
IC破損となると、手に入らない部品なので詰んでしまう、困った(*´Д`)
念のため、12Vラインに1V 1A流してみた。
あれ、少し上の部品が発熱してるような
確認したところ、この部品が発熱している

部品には6BE 1DZQVと記載されており、ショート状態であることが分かった。
明確な品名が出てこないが、TVSダイオード(過渡電圧抑制ダイオード)の可能性が高い。
12Vラインに適合した製品 SMAJ12A あたりが代替部品候補
あくまでも、電源ラインのサージ保護部品なので、なくても動作する。
SeaToolで簡易テストクリア(*´ω`*)

【番外編】
・実は、当初IC破損と決め込んでしまい、モーター固着等の確認も兼ねて中身確認しちゃいました。まさかTVSダイオード破損とは・・・・(*´ω`*)

銀色に輝くディスク、綺麗だ(^^♪

2025年10月26日日曜日

【故障修理】DELL P2418HT 映らずというか、電源入らず(^^;)

 今回のお題はこちら、購入時テストで電源入らず。
メモ欄には画面映らずなんだけど、はていかに(*'▽')

背面
端子は、VGA、HDMI、Display-Port、USBハブ、音声入力はなく出力のみ
このモニタ、タッチパネル対応らしく、水平モードの際にケーブルが邪魔にならないように考えられている。
電源が入らないので、先ずは分解してみる
上位モニタらしく、しっかりした作り。
あれ、フラットケーブルが緩んでいる・・・。
どうも分解歴ありのようだ。
全体的にネジも軽いので組み立てがいい加減になっているようだ(*´Д`)

液晶パネルは、LG LM238WF5SSA1 23.8インチ
1920 X 1080 IPSパネル、バックライト WLED、LVDS (2 ch 8bit) 30 pins、5V

ボックス内部
制御基板
制御チップは、Mstar TSUMOP88CDT9-3
電源

点検後、組みなおしたら電源は入るようになったが、バックライト点灯せず。
ライトで確認したところ、パネルは動いているようだ(^^;)
バックライト切れを疑い、T-CON周り確認。
バックライト端子はそのまま、液晶本体に接続されているようだ。
念のため、裏面も見たがそっ閉じ(*'▽')
試しに、別の電源で駆動してみたところ点いた。
よかった (*´ω`*) バックライト電源故障らしい。

問題のバックライト電源まわり、
制御チップはOZ9998EDN、該当品はディスコンらしく型番検索では出てこない。

ざっくり確認したところ、こんな感じ
使っているのは、+19V、EN、PWMのみ。
端子レイアウトから、OZ9998Hが使えそう。
幸いAliexpressに、OZ9998EDNがあったが、怪しいのでOZ9998HDNも発注。
直るといいなぁ(*´ω`*)


次分解用メモ
・EN、PWM、電源電圧は正常(ICまで来ている)。
・FET駆動している感じはない。
・ENレベル低いので、もう少し上げてみる?
 → 2.0〜2.5Vで有効のため、問題なし
・LED保護用と思われる1Ω抵抗、切れていないか要確認。