2024年12月21日土曜日

LiteVNA(NanoVNA)っていうおもちゃが来た

NanoVNAっていう、安価なネットワークアナライザの後継機種らしい。
6.3GHzまで範囲が広がり、測定ポイントが1001個に増えたようだ。

測定項目は、S11 順方向反射とS21 順方向伝送。
S11:アンテナの共振点やケーブルの破損ヶ所
S21:フィルタなどの周波数特性
の確認など、様々な測定が出来る。

動作原理はこちら、JEMIMA 3.9-1 ネットワークアナライザ

試しに、この怪しいアンテナの特性を調べてみる。
利用前に校正し、対象のアンテナを接続。
※ケーブルなどの特性を除外したい場合は必要だが、本体に直接つける分には毎回やる必要なし。おもちゃだし、測定精度よりもお手軽さ優先(*´ω`*)

S11 SWR、S11 Resistance、S11 Smith を表示。
黄線、SWR(定在波比)で反射波の少ない場所が2ヶ所。
様々なグラフが一気に出てくるが、慣れるまでは項目を絞ったほうが見やすい。
一番低い場所は5.8GHz付近なので、Center設定、バンド幅1GHzに拡大。
購入時は分からなかったが、仕様通りのようだ。

2024年12月8日日曜日

三菱 RDT271WLM RetroVGen(15KHz、24KHz、31KHz)、カスタム設定試してみた

 今回のお題はこちら、購入時テストで15KHz表示不可。
中身確認とカスタマイズ可能か見ていきたいと思います。

背面
端子は、VGA、DVI、HDMI、音声入力
ワイドモニタなので、アスペクトモード確認。
あれ、いつもと雰囲気が違う(*´ω`*)
0:VGA 31KHz OK(640x480で認識)
1~4:15KHzモード NG
5:X1 24KHz OK(640x400で認識)
6:PC98 24KHz OK(640x400で認識)
7:X68K 31KHz △(640x480で認識) 下2行欠け
続いて中身確認、27インチとなるとデカいなぁ(*´Д`)
あれ?、このケーブルは?
WLM型番のLはLEDバックライトの意味じゃなかったのか!!!
1920 X 1080 TNパネル、バックライト CCFL、LVDS (2 ch 8-bit) 30 pins、5V
ボックス内部、
電源、後でバックライトが点かなくなって焦りましたが、半田クラックだったようです。
LCDコントロール基板、
制御チップは、NOVATEK NT68672UMFG
カスタム実績ないやつです。((+_+))
I2Cで外部からアクセスできないようなので諦めます。

IO-DATA LCD-AH241EDB-B RetroVGen(15KHz、24KHz、31KHz)、カスタム設定試してみた

 今回のお題はこちら、購入時テストで電源入らず、液晶割れなし。
結果として修正成功、修理模様は後半で紹介します。
中身確認とカスタマイズ可能か見ていきたいと思います。

背面
端子は、VGA、HDMI、音声入力
ワイドモニタなので、アスペクトモードの確認
以下、アスペクト比固定
0:VGA 31KHz OK(640x480で認識)
1~4:15KHz NG
5:X1 24KHz OK(640x400で認識)
6:PC98 24KHz OK(640x400で認識)
7:X68K 31KHz NG テストモードに入ってます。
続いて中身確認、

液晶パネルは、BOE BOER238WU1 23.8インチ
1920 X 1080 ADSパネル、バックライト WLED、LVDS (2 ch 8-bit) 30 pins、??V

ボックス内部、
LCDコントロール基板、
制御チップは、Mstar TSUMO58FDT9-1

続いてカスタム可能かテスト、
パラメータ位置はこちら、

15KHzは設定追加だけではNG、X68K 31KHzのみ追加となりました。
X68k Fantazyzone 24Kもチャレンジしたのですが、15KHz同様にNG。

最後に、電源基板の修理模様


資料として透過したものも残しておきます。

電源制御IC破損にて、制御IC VCCが2V付近まで低下し停止していました。
IC取り外し後のVCC電圧は12V付近。
手持ちのICと3pinの意味合いが違っていましたが、概ね同じ回路だったので修正し載せ替えたところ動作開始。
電源出力は12V(11.6V)、LCD制御基板上で5V、3.3Vを作成して使っているようです。
※制御ICが停止している状態だと、コンデンサ電圧がなかなか抜けないので注意してください。140Vくらいあります。