2025年10月28日火曜日

【故障修理】Seagate BARRACUDA COMPUTE 8TB (ST8000DM004)

今回のお題はこちら、
 Seagate BARRACUDA COMPUTE 8TB(ST8000DM004)
NASで利用していたところ、動かなくなった(回転せず)そうです。

制御基板を外してみた、
今どきのHDDはコネクタではなく点接触式なんですね。

モーター向け、

ヘッドまわり、
12Vラインから見ていくと、0Ω抵抗断
この先で問題が発生しているようです。
12Vラインでメインとなるのは、「SMOOTH DILLON SEAGATE 780QP VA F」
仕様は不明ですが、SeagateHDD向けモーターコントローラらしい。
直ぐ近くのコンデンサがショート状態なので、 取り外してみたが改善せず((+_+))
IC破損となると、手に入らない部品なので詰んでしまう、困った(*´Д`)
念のため、12Vラインに1V 1A流してみた。
あれ、少し上の部品が発熱してるような
確認したところ、この部品が発熱している

部品には6BE 1DZQVと記載されており、ショート状態であることが分かった。
明確な品名が出てこないが、TVSダイオード(過渡電圧抑制ダイオード)の可能性が高い。
12Vラインに適合した製品 SMAJ12A あたりが代替部品候補
あくまでも、電源ラインのサージ保護部品なので、なくても動作する。
SeaToolで簡易テストクリア(*´ω`*)

【番外編】
・実は、当初IC破損と決め込んでしまい、モーター固着等の確認も兼ねて中身確認しちゃいました。まさかTVSダイオード破損とは・・・・(*´ω`*)

銀色に輝くディスク、綺麗だ(^^♪

2025年10月26日日曜日

【故障修理】DELL P2418HT 映らずというか、電源入らず(^^;)

 今回のお題はこちら、購入時テストで電源入らず。
メモ欄には画面映らずなんだけど、はていかに(*'▽')

背面
端子は、VGA、HDMI、Display-Port、USBハブ、音声入力はなく出力のみ
このモニタ、タッチパネル対応らしく、水平モードの際にケーブルが邪魔にならないように考えられている。
電源が入らないので、先ずは分解してみる
上位モニタらしく、しっかりした作り。
あれ、フラットケーブルが緩んでいる・・・。
どうも分解歴ありのようだ。
全体的にネジも軽いので組み立てがいい加減になっているようだ(*´Д`)

液晶パネルは、LG LM238WF5SSA1 23.8インチ
1920 X 1080 IPSパネル、バックライト WLED、LVDS (2 ch 8bit) 30 pins、5V

ボックス内部
制御基板
制御チップは、Mstar TSUMOP88CDT9-3
電源

点検後、組みなおしたら電源は入るようになったが、バックライト点灯せず。
ライトで確認したところ、パネルは動いているようだ(^^;)
バックライト切れを疑い、T-CON周り確認。
バックライト端子はそのまま、液晶本体に接続されているようだ。
念のため、裏面も見たがそっ閉じ(*'▽')
試しに、別の電源で駆動してみたところ点いた。
よかった (*´ω`*) バックライト電源故障らしい。

問題のバックライト電源まわり、
制御チップはOZ9998EDN、該当品はディスコンらしく型番検索では出てこない。

ざっくり確認したところ、こんな感じ
使っているのは、+19V、EN、PWMのみ。
端子レイアウトから、OZ9998Hが使えそう。
幸いAliexpressに、OZ9998EDNがあったが、怪しいのでOZ9998HDNも発注。
直るといいなぁ(*´ω`*)


次分解用メモ
・EN、PWM、電源電圧は正常(ICまで来ている)。
・FET駆動している感じはない。
・ENレベル低いので、もう少し上げてみる?
 → 2.0〜2.5Vで有効のため、問題なし
・LED保護用と思われる1Ω抵抗、切れていないか要確認。

2025年10月11日土曜日

スマホケース選びの際は、アンテナ位置に注意!!

今回のお題はこちら、Google Pixel9 と GalaxyS21
同じKDDIの電波なのにレベルであるRSRPが-116、-105と11も違う(*'▽')
これは端末が壊れているのか!!
と、一瞬考えたのですが・・・・
なんのことはない、原因はケース。

これ素材がアルミの高級ケース。本人は良かれと購入したんでしょうけど、基本的な機能である電波受信機能を阻害しています。
取り外した状態では、ほぼ同じ。
ここまで顕著に差がついた原因は、Pixel9のアンテナ位置。
iPhone同様に、本体周辺金属がアンテナになっているのが原因のようです。
個人的に好きなSpigenのケースを紹介してやりましたとさ(^^♪

2025年10月5日日曜日

IO-DATA LCD-AD223ED RetroVGen(15KHz、24KHz、31KHz)、カスタム設定試してみた

 今回のお題はこちら、購入時テストで 15KHz NG、24KHz  OK。
中身確認とカスタマイズ可能か見ていきたいと思います。

背面
端子は、VGA、DVI
ワイドモニタなのでアスペクトモード確認。

以下、アスペクト(固定)モード
0:VGA 31KHz OK(640x480で認識)

1~4:15KHz NG
5:X1 24KHz OK(640x400で認識)
6:PC98 24KHz OK(640x400で認識)
7:X68K 31KHz △(720x480で認識) 下2行欠け
続いて中身確認、

液晶パネルは、BOE MV215FHM-N30 21.5インチ
1920 X 1080 ADSパネル、バックライト WLED、LVDS (2 ch 6bit+Hi+FRC) 30 pins、5V

ボックス内部、制御基板を取り外さなくても確認できるのはありがたい ^^;
制御チップは、Mstar TSUMO58FHG-1

続いてカスタマイズ、
・15KHzモード追加、アスペクト有効
・X68K 31KHz追加 アスペクト有効

以下、アスペクトモード・自動調整のみ

1:NTSC 15KHz OK(1440x240で認識)

2:X1 15KHz OK(1220x212で認識)
3:X68K 15KHz OK(1440x240で認識)
4:PC98 15KHz OK(1440x240で認識)
7:X68K 31KHz OK(768x512で認識)
続いて、スーパーファミコン。LM1881Nの同期分離と相性も良好
縦横比確認
総評としては、ADSパネルで視野角も広いのですが、HDMIやスピーカーがないのでテストモニタにするには今一歩。