2024年6月2日日曜日

DELL E1914H 表示設定をチューニングしてみた

15KHzに始まり、24KHz、果ては変態X68Kとなると条件を満たすモニタは皆無(*´Д`)
そんななか、救世主『まっくどむどむ』さんが作成した、「RTD2662FirmwareWriter」を使うことで理想に近づけると聞きチャレンジしてみました。貴重なツールを作成していただき、感謝します。

ダウンロード先はこちら
https://github.com/mcDomDom/RTDProgrammer

基本的に、Realtekチップ RTD2660やRTD2556を使用した「DELL P2314H」「LH-RD56 iPad液晶を使用したモニタ」向けなのですが、有志により「DELL P2214H/P2314H」「PHILIPS 252B9/11」など追加されているようです。

今回試すモニタ『DELL E1914H』は、チップセットがRTD2270DLと古いですが、DELL P2314Hとは姉妹機で、色々共通点も多いことから壊す覚悟で進めてみます(*´ω`*)

『まっくどむどむ』さん 液晶モニタの対応周波数編集の記事を参考に、接続ケーブル作成。
映像入力がないとスリープしてしまうので、必ず入力コネクタは準備しましょう(^^;)
読み書きはCH341A ROMライタを使います。
接続とかはこんな感じ、
Visual Studioのソースで提供されているので、コンパイルし実行。
モニタと通信し、FlashROMを見つけたようですが、未登録エラーで止まっています。
JEDEC ID:0xc22012は、中央のMX25L2026Dのようです。
main.cpp
定義static const FlashDesc FlashDevices[] =
 // name,        Jedec ID,    sizeK, page size, block sizeK
 {"MX25L2026", 0xC22012,     256,       256, 64},     //追加

今度は動いてくれました。
吸出したデータも、直接読み込んだものと一致しています。
※CRCエラーが出る場合は、i2c.cppの
  // Set serial stream mode
ULONG iMode = 2; // SCL = 400KHz を
ULONG iMode = 1; // SCL = 100KHz にすると安定します。

次に -modify で加工。DELL P2214H/P2314Hと勘違いしてプリセットデータを書き換えてくれていますが、Firmwareは異なるのでスキップしてくれています。
-dumpオプションで新旧のプリセットを比較すると、
プリセット 4,5,6,7,14,24,26,28,139が書き換わっている。
最後に、-wオプションで書き込んだが書き込み禁止のようで更新できなかった。

という事で実力行使なんだけど、クリップだとうまく読み書き出来なかったので取り外し。
なんやかんやで、これが確実です(*´ω`*)
X68k持ってないのであれですが、少なくともRetroVGen No.7は変化しました。
垂直方向に隙間が出来ていたのが無くなっています。素晴らしい(^^♪
オリジナル
Mod
追記
プリセット変更の弊害で、Gen No.5 X1t

urbo 24KHzがX68K 24KHzの設定に引っ張られてしまいました。
オリジナル
Mod
VFrqを中心周波数とし、VTIを%誤差とすると両方とも入っているし、差分もNo.02が近い。なぜだろう(*´Д`)
仮説として、プリセット検索はVFrq⇒HFrqの順、番号の大きい方から優先して適用とすると合致する。
 次回ROMは、プリセット No.05のVTIを3にしてみよう(^^♪
 追記:プログラムを確認していく中で、本来 VTI 4のはずが5になっていた。上記考察から4ではなく、3優先で設定とする。

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