2023年9月4日月曜日

【レトロPC関連】RetroVGenでBenQ E2420HD(15KHz、24KHz、31KHz)試してみた

RetroVGenである程度映るモニタを見つけたので捕獲してきました。

前オーナーはモニタアーム使っていたんでしょうね。足カバー欠品。
このモニタ、正常に映る時もあるのですが、時間とともにゆらゆらしたり不安定な動きをしています。製造年月日を確認すると2010/06製。納得です(*´Д`)
修理工程は後半に載せるとして、先ずは周波数対応状況の確認。
VGA入力の場合、『画面モード』にて縦横比固定モードを選択できるようなので、両方取ってみた。
0:VGA 31KHz OK 全て表示
縦横比固定モード。少し左に寄るが、マニュアルで調整可。
手動調整後 いい感じです。しばらく表示してみましたが問題なさそう。
1:NTSC 15KHz ▲ 全て表示されるが、制限事項あり
 ※1 15KHzでは縦横比固定は不可
 ※2 手動で横を縮めていくと線が入る。この辺もかなり無理している模様。
 ※3 本体が温まってくると、同期ズレしやすくなるので15KHzは短時間のテストが出来る程度と考えたほうが良さそう。

2:X1 15KHz ▲ 全て表示されるが、制限事項あり
3:X68K 15KHz ▲ 2行欠けている、制限事項あり
手動調整にて縞々が出ないギリギリでこのくらい
4:PC98 15KHz ▲ 全て表示されるが、制限事項あり
5:X1 24KHz OK 全て表示
縦横比固定モード
6:PC98 24KHz OK 全て表示
縦横比固定モード
7:X68K 31KHz OK 最後の行が半分欠けているが、かなり優秀な部類。
縦横比固定モード、どちらかというとワイドのほうがいいかも

総論
 15KHz、24KHz、31KHz全て表示可能なものの、15KHzはかなり不安定


★最後に、修理模様
・フレームは爪で固定されているだけなので、慎重に外していきます。
・裏蓋とは3本ケーブルがあるので外します。
・裏蓋
・本体側は液晶パネルと制御ボックス。
・特に固定されているわけではなく、乗っかっているだけ。
・液晶パネルはM240HW01 1920×1080 TN 60Hz LVDS
・制御基板。目視では特に異常なし。
液晶コントローラはAltera TSUMO88GDI-LF-1
・電源基板。目視では特に異常なし。
・目視では正常であるものの、明らかに電源異常の症状なので、DC出力段のコンデンサを疑ってみる。
・+5V、2系統あるので、両方とも交換。
・680μFに対して580μFなので、容量抜けで間違いない。
・組み立て後、WindowsでHD解像度で使用してみたが正常に戻った。
数時間後急に不安定になり、画面が乱れ電源Off/Onでも戻らなくなってしまった
10分程度休めると復帰するので、まだどこかに不具合があるようだ。
コンデンサ総取り換えなのかなぁ(*´Д`)

【追記残りの電解コンデンサを交換して改善しました(*´ω`*)

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