2019年12月28日土曜日

安定化電源 RIDEN RD6006 DC Power Supply 導入してみた

既にプログラム出力可能な高級電源であるKX-210L、ZX-400Lなど所有しているのですが、中華最新のおもちゃ電源 RIDEN RD6006が流行っているとのことで購入してみました。
 
前面パネルのみで、電源やケース本体は別途購入するキットタイプとなっています。
標準でUSBコントロール、オプションでWiFiが追加可能。PCやスマホから制御できるそうです。
接続してみました。電源コネクタがおもいのほか弱いのが気になります。
とりあえず積み上げてみましたが、こうやって並べると凄そうに見えるのが不思議。
PC接続に関してはまだWiFi接続はオマケなのでUSB接続がお勧めです。
アプリからはRD6006のファーム更新が可能です。まだ出て間もないので結構なアップデートがあります。
PCアプリも未成熟で、当初はボタン操作のみでプログラム制御できませんでした。V1.0.0.5から対応しましたが、ログの収集とかの欲しい機能はまだありません。
追記 グラフで右クリックでエクスポート可能でした。

現状でできるのは指定パラメータを何秒出力できるかの指定のみ。
電源本体にシンク機能がないため、電圧を上げる分にはいいのですが、下げる場合はゆっくり落ちていきます。
最新型だけあって色々面白いことが出来ますが、電源としてみたら中古の高砂のほうが上です。オシロの時も同じでしたが、機能を取るか性能をとるか悩ましいところです。

2019年12月15日日曜日

信号発生器 KKMOON FY6900-60M 導入してみた

電気工作をしているとテスト用の信号が欲しくなることがありますが、やっと手に入れることが出来ました。
KKMOON FY6900-60M
 

2CHの信号作成及び1CHの周波数カウンタが付いています。
型番に60Mとあるように、最大設定周波数は60MHzなのですが、対応は正弦波のみ。
矩形波 25MHzでそれ以外は10MHzとなっています。
出力電圧は5Mhz以下は24Vppで周波数が上がる毎に下がり、20MHz以上で5Vpp。

仕様ばかりみても面白くないので動かしてみます。
正弦波 1MHz
矩形波 1Mhz
非常に高機能で連続的に周波数や電圧を変化させるSWEEP機能とか備えています。
操作はPCからも行え、上記のような細かな設定はこちらが楽です。
そして極めつけは、自由な波形を作るれること。周波数を下げることで長時間の推移をシミュレーションできます。理論的な最低周波数である1μHzだと11.5日の周期になります^^;
 
試しにIGBTが動作している時の信号を見てみたいと思います。
FY6900の出力をIGBTのG-Eへ、C-Eはテスタのダイオードモードで測定します。
オシロで見た波形がこちら、
ゲート駆動周波数0.4Hz
ゲート駆動周波数1MHz
波形が乱れてくるのが面白いですね。

2019年12月8日日曜日

スマート・ホットカーペット作ってみた

と言っても自作要素は一切なくて、市販品を組み合わせただけ。

切っ掛けはこちらのホットカーペット、冬場のデスクワーク用に購入しました。
 
値段相応に機能はシンプルで電源オン/オフのみで、消費電力 27W。
 
用途的には全く問題ないのですが、ズボラな性格のため切り忘れが頻発。
エコ的に良くないのもありますが、ヒーターなので切り忘れによる事故が心配です。

切り忘れ防止ツールとしてはタイマースイッチで十分なのですが、

値段もそこそこするし、カッコよくないのでスマートコンセントにしました。

残念ながらスイッチOn後指定時間で切れる機能は無いので、コンセントのスケジュール機能を使います。
使うときは、コンセント脇のスイッチを押すか、アレクサで『カーペットのスイッチ入れて』で電源が入ります。

使ってみての感想は、ブログ更新しながらOn/Offできるのは快適で、切り忘れも無くすことが出来ました。ただ、安全性の意味ではタイマースイッチの方が構築も簡単だしトラブルも少ないかなと感じました。

ちなみに子供には8時間タイマー付きの高級なやつを購入してあげました。
温度調節もできる優れものですが、残念ながらSサイズは無いようです。

2019年11月26日火曜日

TFTトランジスタテスタ(Multi-function Tester TC1) 導入してみた

インバータの修理で大きい部品は品名が書かれていますが、基板上のチップ部品は変な記号でチンプンカンプン。チップ抵抗のようにみえてコイルだったり、コンデンサだったり。トランジスタやFETになるとほんとカオスの世界です。

そんな部品解析に便利なアイテムがMulti-function Tester TC1です。
 
こういった中華なアイテムはAliexpressで購入がお得なんですが、海外決済だし輸送に2週間くらいかかるので時間に余裕がある時にポチるのがお勧めです。
AliExpress.com Product - 3.5 inch (160*128) Colorful Display Multi-functional TFT Backlight Transistor LCR-TC1 Tester for Diode Triode Capacitor Resistor

今回は安心安全のamazonプライム商品があったのでそちらから購入しました(≧▽≦)

測定可能な部品は、
・ダイオード範囲: 未満 4.5 V
・トランジスタ検出エリア: 0.01-4.5 V
・ツェナーダイオード検出エリア: 0.01-30 V
・トライアック範囲: 未満 IGT 6mA
・容量: 25pF-100mF
・抵抗: 0.01-50M Ω
・インダクタンス: 0.01 mH-20 H

使い方は簡単で、123の数字が測定端子、KAAはツェナーダイオード用
部品を接続してスタートボタンを押すだけです。

ダイオード
トランジスタ
MOS-FET

残念ながらIGBTは測定出来ないようです。出来るような記述もあったのですが翻訳ミスか別の機種と勘違いしたようです。

正常なIGBT
ショートで故障したIGBT
あまり関係ないのですが、リモコンのコードも調べることが出来ます。

さて、本題のこの部品はなんでしょうか?
さすがにこのままでは測定出来ないので、別で購入した変換基板に載せます。
調べたところPNPトランジスタで、左が故障、右が正常品であることが分かりました。
 
実をいうと、基板構成からFETだと思っていたのでビックリしています。
ほんと購入して良かった(*´ω`*)

あと、メーカーの説明を見ると基板に載せたまま測定してたりしてます。正確に測定するには取り外したほうがいいと思いますが、簡単なチェックならこういう使い方もありかもしれません。

追記
今出回っているのはV2.12kのようです。キャリブレーション後に出てきます。

2019年11月2日土曜日

Tektronix TDS3014B 導入してみた

オシロスコープとしては既にOWON HDS2062M-Nを所有しており、自分の用途としては十分なんですが、たまに4ch欲しい時もあるため物色していました。

そんでもってやってきたのがこちら、中古で型遅れでなんですが普通に中華の新品が買えるくらいした。2003年8月発売開始ってすごい
裏面、
プローブが付属していなかったので手持ちのやつで適当に動作テストしてみる。
動作テスト済みのやつを購入したので当たり前だが、ちゃんと動いた。
ズームボタンを押すと拡大して確認できる。
波形のスナップショットを保存して、比較したりできる。
カーソルで細かな値もばっちり確認できる。

2019年10月31日木曜日

WI-1000X と AirPods そして AirPodsPro さぁどっちを選ぶ?!

 2017.10にSONY MF-1000Xを購入したものの、ペアリングの不安定さやノイズキャンセリング能力の低さに耐えかね、すぐにSONY WI-1000Xに乗り換えてしまいました。
 ただ、WI-1000Xは肩掛けでお世辞にもスマートは言えず、利用シーンとしては、
  ・自宅    AirPods
  ・新幹線 SONY WI-1000X
  ・人混み どちらも微妙

 そんななか、突如 AirPods ProがAppleから発表されました。左右独立とノイズキャンセリングの両立は実現できているのでしょうか?
既に他のレビューでも見飽きたと思いますが、AirPodsとの比較
そして、WI-1000Xとの比較
ノイズキャンセリングの設定ですが、Blootooth設定の端末情報や、コントロールセンターの音量から選択できます。
 
On、Off、外音取込の3種類から選べます。
感圧スイッチは左右独立かと思いきや、ノイズコントロールは左右とも同じ内容が上書きされてしまうようです。
ノイズキャンセリングの肝である密閉度のテストですが、判断基準は甘目で多少音が漏れていても良好と判定されます。
そしてWI-1000Xとの比較ですが、
・ノイズキャンセリング:若干劣るもののほぼ互角
・音質        :インナータイプらしい厚みのある音ではあるが、低音部の厚みもふくめ全体的にあっさりした音。高音部の伸びは個人的に好みかも。
・密閉度       :密着度が低いので、新幹線等のノイズの多い環境では影響が出るかも。
・ヒスノイズ     :購入後2年のハンデか、WI-1000Xと比較すると圧倒的に静か
・外音取込      :若干カサカサ音が目立つが、WI-1000Xよりは自然な感じ

音の部分で少し弱い部分があるものの、どちらを使うかと問われたら間違いなくAirPods Pro。もちろんWI-1000XはWI-1000XM2が2019.12発売予定を控えており単純には比較してはいけないのだが、iPhoneユーザーだとAppleWatchから曲選択や音量、ノイズコントロールできるため、使い勝手の面で選択肢には入れづらい。さすがAppleさん商売上手です。