2019年11月26日火曜日

TFTトランジスタテスタ(Multi-function Tester TC1) 導入してみた

インバータの修理で大きい部品は品名が書かれていますが、基板上のチップ部品は変な記号でチンプンカンプン。チップ抵抗のようにみえてコイルだったり、コンデンサだったり。トランジスタやFETになるとほんとカオスの世界です。

そんな部品解析に便利なアイテムがMulti-function Tester TC1です。
 
こういった中華なアイテムはAliexpressで購入がお得なんですが、海外決済だし輸送に2週間くらいかかるので時間に余裕がある時にポチるのがお勧めです。
AliExpress.com Product - 3.5 inch (160*128) Colorful Display Multi-functional TFT Backlight Transistor LCR-TC1 Tester for Diode Triode Capacitor Resistor

今回は安心安全のamazonプライム商品があったのでそちらから購入しました(≧▽≦)

測定可能な部品は、
・ダイオード範囲: 未満 4.5 V
・トランジスタ検出エリア: 0.01-4.5 V
・ツェナーダイオード検出エリア: 0.01-30 V
・トライアック範囲: 未満 IGT 6mA
・容量: 25pF-100mF
・抵抗: 0.01-50M Ω
・インダクタンス: 0.01 mH-20 H

使い方は簡単で、123の数字が測定端子、KAAはツェナーダイオード用
部品を接続してスタートボタンを押すだけです。

ダイオード
トランジスタ
MOS-FET

残念ながらIGBTは測定出来ないようです。出来るような記述もあったのですが翻訳ミスか別の機種と勘違いしたようです。

正常なIGBT
ショートで故障したIGBT
あまり関係ないのですが、リモコンのコードも調べることが出来ます。

さて、本題のこの部品はなんでしょうか?
さすがにこのままでは測定出来ないので、別で購入した変換基板に載せます。
調べたところPNPトランジスタで、左が故障、右が正常品であることが分かりました。
 
実をいうと、基板構成からFETだと思っていたのでビックリしています。
ほんと購入して良かった(*´ω`*)

あと、メーカーの説明を見ると基板に載せたまま測定してたりしてます。正確に測定するには取り外したほうがいいと思いますが、簡単なチェックならこういう使い方もありかもしれません。

追記
今出回っているのはV2.12kのようです。キャリブレーション後に出てきます。

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