2020年3月11日水曜日

【故障修理】MSI NotebookPC CR500 (Model 1683) その3 CPU電源IC交換

前回までのあらすじ

CPU電源用 1.2V出力なし
  ⇒ コントローラIC(ISL6262)が動作していない模様
バッテリパック 過放電
  ⇒ 強制充電後 様子見

問題の電源IC はこちら。
カプトンテープで養生し、ヒートガンで炙りますがピクリともしません。
他のチップを見ると接着剤が使われているので、もしかしてってことでヤスリで削ってみました。この状態でもダメ、うぅぅむ ( ゚Д゚)
更に削り、足が見えた段階で半田コテとピンセットで一本ずつ外していきます。
やっとの思いで最下層までたどり着くことが出来ました。ふぅ。
接着剤は見当たらず、中央部分が基板とガッチリ繋がっていて、熱を逃がしていることが原因だったようです。
再度マスキングし、新品ICに交換します。
ヒートガン温度は普段300℃なのですが、少し高めの温度でプレヒートをしっかりやったのち一気に溶かしてみました。
ICが基板に密着したので中央部分は溶けていると思うんですが、周辺の足のハンダ不良がいっぱいあったので、半田コテで修正しました。
この手の作業はジェルタイプのフラックスが便利です。
 

で、結果なんですが。症状変わらず ((+_+))
再度回路を追う気力がもどったらやりたいと思います。



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