2020年5月7日木曜日

【故障修理】MSI NotebookPC CR500 (Model 1683) その4 MOS FET再点検とか


・MOS-FET 正常(AOL1412 取り外し 正常AOL1426 基板上で正常値)
CPU電源用 1.2V出力なし
  ⇒ コントローラIC(ISL6262)故障?? ⇒ 新品に交換も効果なし
バッテリパック 過放電
  ⇒ 強制充電 & セルバランス ⇒ 変な発熱もなくなり、復活??

なにをやってもCPU電源が復活しません。

2フェーズICが正しく動いているかも気になるので、オシロでMOS-FETのG-S間を測定してみました。
まったく波形が出なかったのですが、一瞬変な髭が出ていることに気づきました。
試しにシングルトリガで測定してみると・・・、

おぉ、なんか動いている。(/・ω・)/
これが正常な波形かは不明ですが、L-Gateと比較してU-Gateは細く上下に突き出ています
ブログを読みなおしていくとAOL1426は基板上でしか確認していないことに気づきました。
そういえば、取り外したら故障していたってのもあったな・・・
 
残念ながら正常
念のため新品と交換しておきます。
今回はヒートガンで固定したのですが、慣れると楽ですね。
MOS-FETとCPU電源の関係を確認すると、波形が出ている間少しずつ電圧が上がり、停止と共に止まっています。
CPU配下にはスーパーキャパシタがいるので、こんなに波打つことは無いと思うのだが・・・。
色々調べていくと、この部品は経年劣化によるトラブルが良くあるみたいです。
この部品、セラミックパーツに見えて実はハリボテのプラスティック製。
もうこいつしか容疑者がいないので、ヒートガンで炙りながら破壊&撤去。
誤認だったらスマン (≧▽≦)

キャパシタ撤去前
キャパシタ撤去後

キャパシタが無くなったことにより、FETの動作時間は更に短くなり、CPU電源の波形も変わりました。

海外の修理をまねて、ジャンクノートで使われていたキャパシタを移植します。
結果は見事改善!!
すいません。嬉しすぎてFETの測定忘れました。(@_@;) 
時間軸を伸ばすといい感じに安定しています。 
Windows10をインストールし、デジタル認証が通っていることを確認出来ました。
問題のバッテリも、なんとか動いているようです。
特に異常な発熱は無さそうです。

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